スイートマジョルカ（1993年生、母スイートリック）

スイートマジョルカ（1993年3月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダンスホール（当時7歳）と交配したスイートリックが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地39戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は1997年の小樽特別(500万下)。

経歴

デビュー前

郷原洋行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

7月8日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（札幌芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は406kg。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではシャープな伸びを見せたが、勝ったチアズダンサーにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

7月30日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

9月10日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

10月15日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のオスカースマイルをクビ差振り切って初白星を挙げた。

11月26日、中5週で迎えた5戦目は、3歳500万下の赤松賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で郷原洋司騎手（5戦1勝）。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

3歳（1996年）

1月14日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳オープンのフローラステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で郷原洋司騎手（6戦1勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

3月2日、中6週で迎えた8戦目は、4歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で郷原洋司騎手（7戦1勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

4月14日、中5週で迎えた9戦目は、4歳500万下の山藤賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で郷原洋司騎手（8戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で郷原洋司騎手（9戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

5月25日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で郷原洋司騎手（10戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

6月16日、中2週で迎えた12戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のクレマチス賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月7日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、牝馬限定4歳500万下のべにばな賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

8月17日、中5週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の君津特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宗像徹騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

9月15日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の十和田湖特別（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（11戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（12戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では出色の末脚を披露し、3着に入った。

10月26日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の本栖湖特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（13戦1勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したトニーザプリンスに半馬身届かず2着となった。

4歳（1997年）

1月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（14戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったラブチューンに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

2月2日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（15戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

3月1日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で郷原洋司騎手（16戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で郷原洋司騎手（17戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたバグパイプバンド決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4月12日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で郷原洋司騎手（18戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で郷原洋司騎手（19戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のメジロサンバをクビ差振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

5月18日、中2週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下の石和特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で郷原洋司騎手（20戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の湘南特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で郷原洋司騎手（21戦2勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

8月3日、中8週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で郷原洋司騎手（22戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったリュウオウラムに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

8月17日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で郷原洋司騎手（23戦2勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアゲハノマイを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

9月14日、中3週で迎えた28戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下のおおぞらステークス（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で郷原洋司騎手（24戦3勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、5着に終わった。

10月12日、中3週で迎えた29戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で郷原洋司騎手（25戦3勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

11月16日、中4週で迎えた30戦目は、4歳以上900万下の精進湖特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で郷原洋司騎手（26戦3勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

12月14日、中3週で迎えた31戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の霞ケ浦特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で郷原洋司騎手（27戦3勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

5歳（1998年）

6月7日、約6か月の休養明けで迎えた32戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下の湘南特別（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

7月5日、中3週で迎えた33戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の白河特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に敗れた。

9月5日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた34戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のHTB賞（札幌芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は郷原洋司騎手（28戦3勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた35戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の大倉山特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（29戦3勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

9月27日、連闘で迎えた36戦目は、4歳以上900万下のSTV賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（30戦3勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

10月18日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた37戦目は、4歳以上900万下（東京芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい7着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上900万下の紅葉特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（31戦3勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた39戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の精進湖特別（東京芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（32戦3勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって11着に終わった。