ナンプウゼット（1991年生、母ノムラサトコ）

ナンプウゼット（1991年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のオオタワラ（当時10歳）と交配したノムラサトコが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は遠藤桂子。戦績は、中央平地18戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1994年のアラ系4歳未勝利。

経歴

デビュー前

新井仁厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

6月20日、デビュー戦は柿元嘉和騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（京都芝1200m 晴/重）に出走。馬体重は430kg。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柿元嘉和騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入り込んだ。

7月17日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で柿元嘉和騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた4戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柿元嘉和騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた5戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で柿元嘉和騎手（4戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

9月12日、中2週で迎えた6戦目は、アラ系3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柿元嘉和騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で柿元嘉和騎手（6戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

10月2日、連闘で迎えた8戦目は、アラ系3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で柿元嘉和騎手（7戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資のガッツでゴールまで力戦したが、3着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた9戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で柿元嘉和騎手（8戦0勝）。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったナッキーブライトにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗れた。

10月30日、連闘で迎えた10戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で柿元嘉和騎手（9戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく3着に敗れた。

11月7日、連闘で迎えた11戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で柿元嘉和騎手（10戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた12戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で柿元嘉和騎手（11戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた13戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で柿元嘉和騎手（12戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

12月19日、中1週で迎えた14戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で柿元嘉和騎手（13戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

3歳（1994年）

1月16日、中3週で迎えた15戦目は、アラ系4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で柿元嘉和騎手（14戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では不屈の敢闘精神でバテることなく粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のヤマサアルファードを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

2月5日、中2週で迎えた16戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/良）に55kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は16戦連続で柿元嘉和騎手（15戦1勝）。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

2月13日、連闘で迎えた17戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/不良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は17戦連続で柿元嘉和騎手（16戦1勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

2月19日、連闘で迎えた18戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/稍重）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は18戦連続で柿元嘉和騎手（17戦1勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。