ダンツブライト（2016年生、母ヒラボクハッピー）

ダンツブライト（2016年3月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋輝かしい、利口な、鮮やかな」。毛色は栗毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時16歳）と交配したヒラボクハッピーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は熊本県、生産者はストームファームコーポレーション。主な勝ち鞍は2018年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ストームファームコーポレーションから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、山元哲二によって1,080万円で落札された。

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

7月14日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

8月4日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

8月11日、連闘で馬体重を前走から24kg絞って迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のテイエムフガエゾをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

8月25日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

3歳（2019年）

1月20日、約5か月の休み明けで迎えた5戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦のたんぽぽ賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は幸英明騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったエリーバラードに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月16日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（5戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

4月13日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（6戦1勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

7月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、大隅特別（佐賀ダート1400m 晴/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のミスターベアーに1馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

7月30日、中3週で迎えた10戦目は、霧島賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（8戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったキヨマサに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

8月25日、中3週で迎えた11戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの別府特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

4歳（2020年）

8月2日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

9月8日、中4週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた13戦目は、霧島賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（9戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月14日、中9週で馬体重を前走から31kg戻して迎えた14戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、ファンタジアカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。