スッピン（2020年生、母ウエスタンベッラ）

スッピン（2020年5月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「すっぴん」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のファインニードル（当時7歳）と交配したウエスタンベッラが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はウエスタンファーム。主な勝ち鞍は2023年のいわてくじ山形村短角牛賞(C2三)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ウエスタンファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、福島徳佑によって737万円で落札された。

深山雅史厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

1月28日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、3歳戦のメイクデビュー東京（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はバテてしまい16着に敗れた。

5月6日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、3歳戦の3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい15着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた3戦目は、3歳戦の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

7月3日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた4戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のC2四組（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったニケファルコンにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

7月17日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のいわてくじ山形村短角牛賞（盛岡ダート1200m 小雨/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のトーセンダリアに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月24日、連闘で迎えた6戦目は、3歳C1二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のオスマンを3/4馬身振り切って2勝目を挙げた。

8月8日、中1週で迎えた7戦目は、3歳B2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり5着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた8戦目は、3歳B2二（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた9戦目は、3歳B2一（水沢ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦2勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた10戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、3歳B2二（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた11戦目は、高野誠毅騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1（盛岡ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は村上忍騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた13戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般C1（盛岡ダート1200m 小雨/不良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた14戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、一般C1（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた15戦目は、C1（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は小林凌騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた16戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（水沢ダート1400m 雪/不良）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

4歳（2024年）

6月14日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、一般C7（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた18戦目は、一般C7（名古屋ダート920m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川智史騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着を確保した。

7月11日、中1週で迎えた19戦目は、一般C9（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で細川智史騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。