ブリラーノ（2019年生、母プレシャスペスカ）

ブリラーノ（2019年4月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「光り輝く(伊)」。毛色は鹿毛。種牡馬のザファクター（当時11歳）と交配したプレシャスペスカが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はフクオカファーム。主な勝ち鞍は2022年の名古屋モーニングフィーバー41。

経歴

デビュー前

1歳のとき、フクオカファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって539万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、前田清二によって825万円で落札された。

青木孝文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

10月17日、デビュー戦は黛弘人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は480kg。18頭立ての18番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず14着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

3歳（2022年）

1月10日、中9週で迎えた3戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

1月16日、連闘で迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 小雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

8月7日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

9月15日、中5週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた7戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー41（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のユキアカリに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月28日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー50（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた9戦目は、一般C19（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月26日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた10戦目は、一般C18（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミザールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

11月11日、中1週で迎えた11戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、香嵐渓特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

12月11日、中3週で迎えた12戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

4歳（2023年）

1月8日、中3週で迎えた13戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

1月14日、連闘で迎えた14戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 雨/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

2月26日、中5週で迎えた15戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

10月21日、約8か月の休み明けで迎えた16戦目は、古川奈穂騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 小雨/重）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

11月12日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は小林凌大騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた18戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

5歳（2024年）

2月4日、中8週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた19戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の勝負根性でゴールまで頑張り、4着を確保した。

3月30日、中7週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた20戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

5月18日、中6週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた21戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木大輔騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

2022年8月18日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。