キョウワドラゴン（1998年生、母キョウワダンジグ）

キョウワドラゴン（1998年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスターオブコジーン（当時10歳）と交配したキョウワダンジグが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）協和牧場。戦績は、中央平地9戦0勝2着3回、地方13戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2002年の合山特別(B3)。

経歴

デビュー前

安田伊佐夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

3月25日、デビュー戦は安田康彦騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。馬体重は508kg。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って13着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未出走（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた3戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず14着に敗れた。

6月16日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は安田康彦騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、ハードバルクルーサに交わされて3馬身半差の2着となった。

6月30日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

8月12日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（4戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、ショウワシングンに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月1日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田康彦騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で安田康彦騎手（6戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったミカルージュに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月13日、中3週で迎えた9戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

4歳（2002年）

8月13日、約10か月の休養明けで迎えた10戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ラッキーステージに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月16日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた13戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビッグパワーに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月14日、中1週で迎えた14戦目は、志んぐ特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ニシキダンスに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

10月29日、中1週で迎えた15戦目は、大中遺跡特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた16戦目は、合山特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハッタチトセオーに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

12月4日、中1週で迎えた17戦目は、白鶴まるカップ（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた18戦目は、日本盛カップ（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で下原理騎手（5戦2勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、コンゴーチトセオーにクビ差交わされて2着となった。

12月30日、中1週で迎えた19戦目は、ウイントリーウインドカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で下原理騎手（6戦2勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい11着に敗れた。

5歳（2003年）

1月9日、中0週で迎えた20戦目は、京都肉特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で下原理騎手（7戦2勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

1月31日、中2週で迎えた21戦目は、ブルーウェーブ特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で下原理騎手（8戦2勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた22戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、AM神戸558賞（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい12着に終わった。