サヨナラローズ（1990年生、母Set Sail）

Sayonara Rose

1990.10.09

サヨナラローズ（1990年10月9日）は、ニュージーランドで生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のSir Tristram（当時19歳）と交配したSet Sailが12歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地5戦2勝。主な勝ち鞍は1994年の紫川特別(500万下)。

経歴

デビュー前

藤岡範士厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

11月7日、デビュー戦は松本達也騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた2戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月5日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は松本達也騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

4歳（1994年）

1月30日、中7週で迎えた4戦目は、5歳以上500万下の紫川特別（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は西園正都騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のスプライトスターに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

2月26日、中3週で迎えた5戦目は、5歳以上500万下の志賀島特別（小倉芝2000m 曇/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のカイシュウジェントを3/4馬身振り切って2勝目を収める