エブリーエックス（2018年生、母エスコルピオン）

エブリーエックス（2018年2月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「全ての+未知のもの。全てが無限の可能性」。毛色は栗毛。種牡馬のアジアエクスプレス（当時7歳）と交配したエスコルピオンが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はいとう牧場。主な勝ち鞍は2021年の一般C2八。

経歴

デビュー前

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2021年）

4月10日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

5月9日、中3週で迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

5月22日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

9月4日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 小雨/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた6戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

10月31日、中3週で迎えた7戦目は、七夕裕次騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシラハタヤマに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月8日、連闘で迎えた8戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のブレリアに1馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

11月23日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のサンドフィッシュに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月5日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、一般C1八（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（3戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のアトスに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2022年）

2月8日、中8週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた11戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたクリスタルニキータ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月9日、中3週で迎えた12戦目は、一般C3四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

3月30日、中2週で迎えた13戦目は、一般C3三四（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、エスプリアラジンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4月22日、中2週で迎えた14戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた15戦目は、一般C3一二三（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、勝ったヤマニンフィオッコにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

6月6日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2十十一十二（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた17戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3三四（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（6戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3三四（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は藤田凌騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

8月18日、中2週で迎えた20戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田凌騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月5日、中6週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた21戦目は、千代田区賞（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田凌騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず16着に敗れた。

11月1日、中3週で迎えた22戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田凌騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では脚を伸ばせず16着に敗れた。

5歳（2023年）

2月22日、約4か月の休み明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた23戦目は、一般C3六七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田凌騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた24戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

3月29日、中2週で迎えた25戦目は、一般C3四五六（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は藤田凌騎手（6戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

4月20日、中2週で迎えた26戦目は、一般C3四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田凌騎手（7戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた27戦目は、一般C3三四（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田凌騎手（8戦0勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた28戦目は、田中洸多騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（大井ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。