ミツカネヴィーナス（2019年生、母ナスカザン）

ミツカネヴィーナス（2019年3月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+ローマ神話に登場する女神の名」。毛色は栗毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時16歳）と交配したナスカザンが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は細川農場。主な勝ち鞍は2021年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

11月7日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

12月4日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマリノプリエールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2022年）

2月13日、中9週で迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

4月3日、中6週で迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

12月18日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

4歳（2023年）

1月21日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して7番手で通過。直線では切れる脚を使えず最後はタマモベローナと並んで9着同着となった。

2月12日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

3月25日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、小林美駒騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 小雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林美駒騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

4月30日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小林美駒騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

7月2日、中8週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で小林美駒騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

9月10日、中9週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小林美駒騎手（4戦0勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた14戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

11月19日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小林美駒騎手（5戦0勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

12月17日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林美駒騎手（6戦0勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

5歳（2024年）

1月6日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

5月25日、約4か月半の休養明けで迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小林美駒騎手（7戦0勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月8日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したアムールドパリを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

9月28日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月27日、中3週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。