サウンドスピリット（2001年生、母Kalwada）

サウンドスピリット（2001年3月28日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋精神、気合、気力」。毛色は鹿毛。種牡馬のDiesis（当時21歳）と交配したKalwadaが13歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地20戦2勝2着3回、地方8戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

6月20日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 雨/良）に出走。馬体重は490kg。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のスプリングミハスに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月26日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったケイエスアイに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月24日、中3週で迎えた3戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

11月27日、中4週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田優騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

4歳（2005年）

1月22日、中5週で迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月26日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は本田優騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた8戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の大内宿特別（福島ダート1150m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

5月8日、中3週で迎えた9戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

5歳（2006年）

7月9日、約14か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた10戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたタケデンイーグル決め手に屈してクビ差の2着となった。

8月6日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

9月3日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したセイウンドーバーを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

10月1日、中3週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（8戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

6歳（2007年）

1月28日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた14戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のロードレンジャーに1馬身3/4の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

3月4日、中4週で迎えた15戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の房総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

3月25日、中2週で迎えた16戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り曇/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

6月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、3歳以上1000万下のTVh杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

6月24日、連闘で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

8月26日、中8週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の札幌スポニチ賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下のUHB賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

11月27日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、トパーズ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた22戦目は、ターコイズ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

12月29日、中2週で迎えた23戦目は、スカパー!賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

7歳（2008年）

1月28日、中3週で迎えた24戦目は、昇龍特別（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木啓之騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた25戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、早春賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた26戦目は、花月賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。最後はドキュメントと並んで2着同着となった。

3月26日、中1週で迎えた27戦目は、スターロード賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（5戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた28戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、北極星賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。