プリンセスシルキー（1984年生、母フアニーバード）

プリンセスシルキー（1984年4月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のダンサーズイメージ（当時19歳）と交配したフアニーバードが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地14戦1勝2着3回、地方3戦0勝。1986年の福島3歳ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鈴木勝美厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

10月5日、デビュー戦は吉沢宗一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1000m 晴/不良）に出走。馬体重は444kg。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したマイネパラピーニにアタマ差届かず2着となった。

10月11日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（福島芝1000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉沢宗一騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったダイナアンビシャスに詰め切れず、5馬身差の2着に敗れた。

10月19日、連闘で迎えた3戦目は、3歳新馬（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉沢宗一騎手（2戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアサカフューチャーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月16日、中3週で迎えた4戦目は、2歳オープンの福島3歳ステークス（福島芝1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉沢宗一騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月13日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定2歳G3のテレビ東京賞3歳牝馬ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で吉沢宗一騎手（4戦1勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

3歳（1987年）

2月22日、中9週で迎えた6戦目は、牝馬限定4歳400万下のうぐいす賞（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は6戦連続で吉沢宗一騎手（5戦1勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、3着を確保した。

3月7日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定4歳400万下の桃花賞（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉沢宗一騎手（6戦1勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

12月19日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉沢宗一騎手（7戦1勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

4歳（1988年）

1月10日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で吉沢宗一騎手（8戦1勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

1月31日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上400万下の紫川特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は10戦連続で吉沢宗一騎手（9戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

2月6日、連闘で迎えた11戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉沢宗一騎手（10戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で吉沢宗一騎手（11戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したラーキーシーザーに半馬身届かず2着に敗北した。

3月19日、中3週で迎えた13戦目は、5歳以上400万下の庄内川特別（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で吉沢宗一騎手（12戦1勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く12着に敗れた。

3月26日、連闘で迎えた14戦目は、関野弘行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（中京ダート1000m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

11月18日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、大友勝利騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。

12月3日、中1週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた16戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、晩秋特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月29日、中3週で迎えた17戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、西麻布特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。