ファイトバック（2011年生、母トウホープログレス）

ファイトバック（2011年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「反撃する」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアドマイヤジャパン（当時9歳）と交配したトウホープログレスが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）オリエント牧場。戦績は、中央平地14戦1勝。主な勝ち鞍は2013年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

6月23日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のドラゴンスパンをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

7月21日、中3週で迎えた2戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

9月1日、中5週で迎えた3戦目は、2歳オープンのすずらん賞（函館芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

11月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から24kg増やして迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の秋明菊賞（京都芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びを欠き11着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた5戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の千両賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた6戦目は、2歳G3のラジオNIKKEI杯2歳ステークス（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（2戦1勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

3歳（2014年）

3月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のフローラルウォーク賞（中京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた8戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1800m 雨/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

4月19日、中2週で迎えた9戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた11戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

7月20日、中6週で迎えた12戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の北斗特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

12月20日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

4歳（2015年）

4月11日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。