カレンシュトラウス（2017年生、母アグネスワルツ）

カレンシュトラウス（2017年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+人名より。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時10歳）と交配したアグネスワルツが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高昭牧場。2022年の大阪城ステークス(オープンハンデ)で2着に入った他、2022年のメイステークス(オープンハンデ)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、高昭牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、鈴木隆司によって2,268万円で落札された。

平田修厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

3月21日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は516kg。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

4月19日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のカケルに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

7月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、勝ったラルナブリラーレに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月25日、中2週で迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったツルネに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月15日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、勝ったフアナにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

10月18日、中8週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた7戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの高湯温泉特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のアキノコマチに1馬身3/4の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2021年）

4月24日、約5か月半の休み明けで迎えた8戦目は、4歳以上2勝クラスの丹波特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のサトノソロモンに5馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

6月12日、中6週で迎えた9戦目は、3歳以上3勝クラスの桑名ステークス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のフォルコメンをアタマ差振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

9月12日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、ハンデG3の京成杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（3戦2勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見所を作れず12着に敗れた。

5歳（2022年）

2月6日、約5か月の休養明けで迎えた11戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したアルサトワに半馬身届かず2着に敗北した。

3月27日、中2週で迎えた13戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、六甲ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月21日、中7週で迎えた14戦目は、ハンデ戦でオープンのメイステークス（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のエイシンチラーに1馬身3/4の差をつけて勝利をモノにする

6歳（2023年）

8月27日、約15か月半の休み明けで迎えた15戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、小倉日経オープン（小倉芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

10月1日、中4週で迎えた16戦目は、ポートアイランドステークス（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

12月9日、中9週で迎えた17戦目は、リゲルステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

7歳（2024年）

1月6日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデG3の中山金杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤懸貴志騎手（3戦0勝）。17頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず15着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた19戦目は、白富士ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤懸貴志騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

4月28日、約3か月の休養明けで迎えた20戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、谷川岳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見所を作れず13着に終わった。