ファシル（2014年生、母カストリア）

ファシル（2014年3月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「気楽な（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時13歳）と交配したカストリアが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）浜本牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方9戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2017年の一般C24。

経歴

デビュー前

野中賢二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

12月17日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

3歳（2017年）

2月19日、中8週で迎えた2戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず12着に敗れた。

3月12日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

4月29日、中6週で迎えた4戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い脚を使えず17着に敗れた。

6月3日、中4週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

7月15日、中5週で迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

7月22日、連闘で迎えた7戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

8月26日、中4週で迎えた8戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、6着に入り込んだ。

10月12日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

10月20日、連闘で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた11戦目は、一般C27（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた12戦目は、一般C23（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったヤマニンゲラノスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月4日、中1週で迎えた13戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るクモノカヨイジを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月29日、中3週で迎えた14戦目は、仕事納め特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

4歳（2018年）

1月9日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた15戦目は、一般C22（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた16戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で丸野勝虎騎手（7戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた17戦目は、一般C23（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で丸野勝虎騎手（8戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。