グランプリカイザー（2001年生、母ムーンセレナード）

グランプリカイザー（2001年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋皇帝」。毛色は青鹿毛。種牡馬のウォーニング（当時16歳）と交配したムーンセレナードが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ハクツ牧場。戦績は、中央平地4戦0勝2着1回、地方5戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の尾野聡・新築一周年記念(一般C8)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ハクツ牧場から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、ハクツ牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、グランプリによって2,835万円で落札された。

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

12月6日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

12月14日、連闘で迎えた2戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた3戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では上々の伸びを見せたが、アスールにクビ差交わされて2着となった。

4歳（2005年）

6月16日、約18か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた4戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C12（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

7月20日、中4週で迎えた5戦目は、一般C10（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サチノレインボーに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月12日、中2週で迎えた6戦目は、尾野聡・新築一周年記念（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のワイドフォルスに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月26日、中1週で迎えた7戦目は、ひるがお特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた8戦目は、一般C6（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のテンシノウオルデンに1馬身半の差をつけて制した。

5歳（2006年）

2月11日、約5か月の休み明けで迎えた9戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。