ケンシレインボー（2022年生、母グローリアスイリス）

ケンシレインボー（2022年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のレインボーライン（当時9歳）と交配したグローリアスイリスが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は株式会社ホース・マネジメント・ボス。2025年の東京湾カップに勝利した他、2024年の鎌倉記念で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐藤裕太厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2024年）

6月30日、デビュー戦は岡村健司騎手を鞍上に据えて、2歳戦のアジサイデビュー（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は428kg。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエターナルヴァウに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月19日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のシリウス賞（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（1戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したプラウドフレールに半馬身届かず2着となった。

8月26日、中4週で迎えた3戦目は、2歳戦のリバーサイドアイドル特別（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡村健司騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のロシュニを3/4馬身振り切って断然の支持に応えた。

10月9日、中5週で迎えた4戦目は、2歳オープンの鎌倉記念（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岡村健司騎手（3戦2勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず3着に敗れた。

3歳（2025年）

1月8日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた5戦目は、3歳オープンのニューイヤーカップ（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で岡村健司騎手（4戦2勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

2月19日、中5週で迎えた6戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、3歳Jpn3の雲取賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のアクアマリンカップ（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山中悠希騎手（1戦0勝）。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のグレアネオンライトを3/4馬身振り切って3勝目をマークした。

4月8日、中3週で迎えた8戦目は、3歳オープンのクラウンカップ（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山中悠希騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

5月8日、中3週で迎えた9戦目は、3歳オープンの東京湾カップ（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山中悠希騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、途轍もない末脚を弾けさせて、最後は2着のプレミアムハンドに1馬身半の差をつけて優勝

6月11日、中4週で迎えた10戦目は、3歳Jpn1の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/不良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で山中悠希騎手（4戦2勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

10月8日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートクラシック（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山中悠希騎手（5戦2勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

11月15日、アンドロメダステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は7戦連続で山中悠希騎手（6戦2勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず15着に終わった。