シンワシュシュ（2011年生、母タイキミューズ）

シンワシュシュ（2011年4月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋お気に入り（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のファスリエフ（当時14歳）と交配したタイキミューズが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道広尾郡大樹町、生産者は（有）大樹ファーム。戦績は、中央平地1戦0勝、地方15戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年のフレッシュチャレンジ( 牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、森本スティーブルから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

安田武広厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2013年）

7月31日、デビュー戦は松井伸也騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は482kg。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のサンキャスケードに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月20日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ7（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

10月10日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で松井伸也騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

11月14日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のブロッサムカップ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松井伸也騎手（4戦1勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

3歳（2014年）

4月23日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、3歳地方重賞の北斗盃（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松井伸也騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って7着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で松井伸也騎手（6戦1勝）。5頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のふたご座特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で松井伸也騎手（7戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた9戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、3歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月1日、中3週で迎えた10戦目は、JAにいかっぷピーマン特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松井伸也騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた11戦目は、JA門別アスパラ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（9戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったヤマノラバーズに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月3日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（10戦1勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい16着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦のヒヤデス特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は石川倭騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた14戦目は、新冠ライオンズクラブ賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は松井伸也騎手（11戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、コラソンロコに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

9月24日、中1週で迎えた15戦目は、優駿の里「安平町チーズ」特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（12戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

10月23日、中3週で迎えた16戦目は、みついし花だより特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（13戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。