ファーストナイナー（2004年生、母レディダンジグ）

ファーストナイナー（2004年5月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「野球の一塁＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時19歳）と交配したレディダンジグが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）猪野毛牧場。戦績は、中央平地15戦2勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

小島貞博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

4月28日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた2戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

7月21日、中8週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のシゲルオブリガードをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

8月12日、中2週で迎えた4戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

9月8日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（2戦1勝）。17頭立ての3番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚がパッとせず17着に敗れた。

4歳（2008年）

7月20日、約10か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で田嶋翔騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアドマイヤプルートに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月9日、連闘で迎えた8戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の立待岬特別（函館芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

9月7日、中3週で迎えた9戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の八幡特別（小倉芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。端を奪い、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

9月21日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の仲秋特別（阪神芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（5戦2勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して2番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の壬生特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（6戦2勝）。18頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい17着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた12戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下のみちのく特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（7戦2勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の闘争本能でゴールまで頑張り、3着を確保した。

12月27日、中4週で迎えた14戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の中京日経賞（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

5歳（2009年）

1月18日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（8戦2勝）。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に終わった。