カシノワンダラー（2011年生、母リキエランドール）

カシノワンダラー（2011年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋さすらい人」。毛色は鹿毛。種牡馬のレギュラーメンバー（当時14歳）と交配したリキエランドールが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は一山育成牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方11戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、一山育成牧場から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、一山育成牧場から「九州トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

二本柳俊一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

6月30日、デビュー戦は二本柳壮騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って8着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島ダート1150m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

10月6日、中9週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で二本柳壮騎手（3戦0勝）。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず12着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で二本柳壮騎手（4戦0勝）。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた6戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

11月30日、中3週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は二本柳壮騎手（5戦0勝）。18頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた8戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

3歳（2014年）

1月18日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（6戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

2月20日、中4週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた10戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインアタック特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

3月22日、中3週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（7戦0勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場なく12着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（8戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず16着に終わった。

5月18日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた13戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクラウンバシリカに7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月31日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のブラウンネプチューを3/4馬身振り切って優勝

7月5日、中2週で迎えた16戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で児島真二騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったシゲルシンシュウに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

7月21日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた17戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で児島真二騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた18戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で児島真二騎手（5戦2勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ブラウンネプチューに3/4馬身交わされて2着となった。

8月17日、中1週で迎えた19戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で児島真二騎手（6戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったロトカレンチャンに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

8月30日、中1週で迎えた20戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカシノリーベに5馬身の差をつけて優勝

9月14日、中1週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた21戦目は、3歳戦の芙蓉賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

10月4日、中2週で迎えた22戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。