カズノバード（2006年生、母ベラミアモーレ）

カズノバード（2006年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母父父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時5歳）と交配したベラミアモーレが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方18戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の一般C2二。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ホースバンクから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、鈴木可一によって3,675万円で落札された。

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

11月22日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は518kg。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

3歳（2009年）

5月2日、約5か月半の休み明けで迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた4戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2300m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての17番人気で大外18番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず16着に終わった。

7月17日、中6週で迎えた5戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、3歳B9（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオオハシャギを捕まえ切れず、約19馬身差の2着に敗北した。

11月22日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた6戦目は、一般C4-5（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

12月6日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、一般C4五（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた8戦目は、一般C4六（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

12月30日、連闘で迎えた9戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、一般C4六（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したロマニートウショウを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

4歳（2010年）

4月4日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた10戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般C4三（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた11戦目は、一般C4三（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のミズホトウショウを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

5月5日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3五（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた13戦目は、浅野川特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

6月29日、中5週で迎えた14戦目は、一般C4二（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（4戦1勝）。5頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったダイワエモーションに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月9日、中0週で迎えた15戦目は、一般C4二（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で米倉知騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のトーコーシゲルに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

7月20日、中1週で迎えた16戦目は、根上七夕まつり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で米倉知騎手（6戦2勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で米倉知騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイチエヌランドを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目を収める

10月3日、中7週で迎えた18戦目は、こまつ姫御前特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で米倉知騎手（8戦3勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で米倉知騎手（9戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2三（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で米倉知騎手（10戦3勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2三（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で米倉知騎手（11戦3勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2二（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で米倉知騎手（12戦3勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。