サイレンスエネアス（2003年生、母ツジノロマン）

サイレンスエネアス（2003年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋オペラ『ディドとエネアス』の登場人物名」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウドトウ（当時7歳）と交配したツジノロマンが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方2戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の一般C3。

経歴

デビュー前

柄崎孝厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

4月29日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は482kg。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた2戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

10月22日、約5か月の休養明けで迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

11月25日、中4週で迎えた4戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のオーシャンフロントをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

12月10日、中1週で迎えた5戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヘイセイサンシロウにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。