テツノスピード（1986年生、母オーゴンクレスピン）

テツノスピード（1986年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジヨンテイオンブル（当時13歳）と交配したオーゴンクレスピンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）豊田田村牧場。戦績は、中央平地25戦2勝2着2回、地方15戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1990年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

渥美忠男厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1988年）

10月18日、デビュー戦は佐宗応和騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は454kg。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐宗応和騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったハツピイーホープから1馬身差の2着に敗北した。

12月1日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐宗応和騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のダイワネルソンに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月13日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦の胡蝶蘭特別（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐宗応和騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のチヨウカイゴールドに半馬身の差をつけて2勝目をマークした。

3歳（1989年）

1月17日、中4週で迎えた5戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐宗応和騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた6戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の京浜盃（大井ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の若駒特別（大井ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は佐宗応和騎手（5戦2勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。

3月27日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦のすみれ特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐宗応和騎手（6戦2勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月7日、中9週で迎えた9戦目は、3歳戦の若竹賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐宗応和騎手（7戦2勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の矢車草特別（大井ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐宗応和騎手（8戦2勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の菖蒲特別（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で佐宗応和騎手（9戦2勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月18日、中5週で迎えた12戦目は、3歳戦のマリーゴールド特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐宗応和騎手（10戦2勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月24日、中4週で迎えた13戦目は、高橋三郎騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた14戦目は、佐藤正晃騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったメイサーテイーから5馬身差の2着となった。

10月31日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1三四（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は高橋三郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に入った。

4歳（1990年）

3月24日、約5か月の休み明けで迎えた16戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1000m 雨/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず9着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた17戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（京都芝1400m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（京都芝1600m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村本善之騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村本善之騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のキョウリダイオーを半馬身振り切って久々に白星を挙げた。

7月14日、中5週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の足立山特別（小倉芝1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で村本善之騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で村本善之騎手（6戦1勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

8月18日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた24戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で村本善之騎手（7戦1勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で村本善之騎手（8戦1勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったマイスーパーマンにねじ伏せられてアタマ差の2着となった。

9月30日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で村本善之騎手（9戦1勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイトウサクセスに6馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

5歳（1991年）

4月20日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた27戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた28戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく8着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた29戦目は、合谷喜壮騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

6月22日、中4週で迎えた30戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中京芝1200m 曇/重）に出走。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月7日、中1週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の飛騨特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（10戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

9月8日、中8週で迎えた32戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の香嵐渓特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（11戦2勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月12日、中1週で迎えた34戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた35戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の鞍馬特別（京都芝1400m 外回り雨/重）に出走。鞍上は村本善之騎手（12戦2勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

11月2日、連闘で迎えた36戦目は、4歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（13戦2勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

11月16日、中1週で迎えた37戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の東山特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（14戦2勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村本善之騎手（15戦2勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた39戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神芝1600m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったグランドロケットに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

6歳（1992年）

10月4日、約10か月の休養明けで迎えた40戦目は、4歳以上900万下の甲東特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（16戦2勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。