ワタリルーブル（2010年生、母オギトゥインクル）

ワタリルーブル（2010年4月13日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時13歳）と交配したオギトゥインクルが23歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）加野牧場。戦績は、地方24戦2勝2着2回。2012年のビギナーズカップ(地方重賞)に勝利した他、2012年のプリンセスカップ(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

板垣吉則厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2012年）

7月22日、デビュー戦は高松亮騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストステップ（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は419kg。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

8月27日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた3戦目は、2歳（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦0勝）。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のトーホククロスに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月9日、中1週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞のビギナーズカップ（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のガッツで渋太く粘り込んで、最後は2着のヴェルシュナイダーを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

10月22日、中5週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞の若駒賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（4戦2勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞の知床賞（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で高松亮騎手（5戦2勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミネサランサジャに交わされて1馬身半差の2着となった。

12月1日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のプリンセスカップ（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で高松亮騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、ブリリアントロビンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

3歳（2013年）

2月12日、中9週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた8戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若盛特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

3月13日、中3週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた9戦目は、3歳戦の飛脚スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、激烈なハイペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

5月4日、中6週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた10戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の気仙川レース（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

10月5日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた11戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、みちのく千厩赤ちゃん相撲レース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた12戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、オッズパーク杯（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた13戦目は、久慈渓流レース（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた14戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、大慈清水・青龍水レース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた15戦目は、前へ!前へ!前へ!（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は高松亮騎手（7戦2勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた16戦目は、ムーンストーンレース（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は関本淳騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい5着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた17戦目は、子供達に夢を!復興に加速を!!（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、3着を確保した。

4歳（2014年）

3月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、がんばろう岩手（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた19戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、スプリント特別（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

8月14日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、盛岡舟っこ流しレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

9月8日、中3週で迎えた21戦目は、JBCイヤー彼岸花レース（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

9月29日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、牝馬限定地方重賞のOROカップディスタフ（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

11月2日、中4週で迎えた23戦目は、JBCパーティナイトレース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた24戦目は、清水の湧口レース（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。