マジックワード（1998年生、母フサイチダンサー）

マジックワード（1998年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時6歳）と交配したフサイチダンサーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）村下牧場。戦績は、中央平地17戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

2月3日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は514kg。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヴァイトアップに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月25日、中2週で迎えた2戦目は、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

3月17日、中2週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若葉ステークス（阪神芝2000m 雨/良）に出走。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦1勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマチカネハレルヤを半馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

4歳（2002年）

2月3日、約10か月の休み明けで迎えた5戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（3戦2勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

2月23日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（4戦2勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。

3月16日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上1000万下の千里山特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（5戦2勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

4月28日、中5週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下の鴨川特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（6戦2勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

6月1日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の木曽川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

5歳（2003年）

1月11日、約7か月半の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したハヤブサを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

2月9日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るユウターバトラーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

3月9日、中3週で迎えた12戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた13戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の千里山特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

12月20日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 小雪/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

6歳（2004年）

1月12日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の八坂特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に終わった。

12月26日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、メイショウスイセイに半馬身交わされて2着となった。

7歳（2005年）

1月8日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。