クラスペディア（2022年生、母ウンベラータ）

クラスペディア（2022年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「植物名。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のミスターメロディ（当時7歳）と交配したウンベラータが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は田端牧場。2025年の葵ステークス(G3)で2着に入った他、2024年の小倉2歳ステークス(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田端牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、によって円で落札された。

河嶋宏樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

8月10日、デビュー戦は小崎綾也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、エイシンワンドに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

9月1日、中2週で迎えた2戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（中京芝1200m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したエイシンワンドを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

11月2日、中8週で迎えた3戦目は、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で小崎綾也騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

12月15日、中5週で迎えた4戦目は、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で小崎綾也騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

3歳（2025年）

2月1日、中6週で迎えた5戦目は、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小崎綾也騎手（4戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて、最後は2着のティラトーレを半馬身振り切って初白星を挙げた。

3月22日、中6週で迎えた6戦目は、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小崎綾也騎手（5戦1勝）。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き16着に敗れた。

5月31日、中9週で迎えた7戦目は、3歳G3の葵ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で小崎綾也騎手（6戦1勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でなんとか走り抜いたが、アブキールベイに3/4馬身交わされて2着となった。

7月6日、中4週で迎えた8戦目は、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小崎綾也騎手（7戦1勝）。18頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい17着に敗れた。

8月10日、中4週で迎えた9戦目は、ハンデG3のCBC賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で小崎綾也騎手（8戦1勝）。17頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

10月4日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオパールステークス（京都芝1200m 曇/重）に出走。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

11月30日、中7週で迎えた11戦目は、G3の京阪杯（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小崎綾也騎手（9戦1勝）。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい11着に終わった。