ダイナシャイン（1984年生、母ヒカリルーラー）

Dyna Shine

1984.05.15

ダイナシャイン（1984年5月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のルセリ（当時7歳）と交配したヒカリルーラーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地15戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は1986年の3歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

富田六郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

11月22日、デビュー戦は菅野昭夫騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のラウレルシーダーに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月6日、中1週で迎えた2戦目は、3歳400万下の樅の木賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅野昭夫騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したホウエイソブリンを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

3歳（1987年）

1月5日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳オープンの新春4歳牝馬ステークス（中山芝1200m 外回り 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菅野昭夫騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

2月7日、中4週で迎えた4戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳400万下（東京ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、3着に終わった。

3月15日、中4週で迎えた5戦目は、4歳400万下のはなのき賞（中京芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は菅野昭夫騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

5月10日、中7週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳400万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田村正光騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったコバンザメに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

6月14日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳400万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は菅野昭夫騎手（4戦1勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

7月11日、中3週で迎えた8戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳400万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びで猛進したが、ミヤギレデイーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

8月16日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下の春日山特別（新潟芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、タカハギにハナ差交わされて2着に甘んじた。

9月12日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、キクカドレスデンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月11日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下の勿来特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は菅野昭夫騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

11月14日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下の伊達特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅野昭夫騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

4歳（1988年）

1月10日、中7週で迎えた13戦目は、中野栄治騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

2月6日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

4月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下の長岡特別（新潟芝1200m 外回り 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。