カシノエイカン（2008年生、母キシュウウインド）

カシノエイカン（2008年1月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋栄冠」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアドマイヤボス（当時11歳）と交配したキシュウウインドが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日西牧場。戦績は、中央平地12戦0勝、地方32戦3勝2着8回。主な勝ち鞍は2012年の4歳以上C2 11。

経歴

デビュー前

梅内忍厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

8月21日、デビュー戦は大下智騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

8月28日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大下智騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

10月9日、中5週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で大下智騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手が足りず15着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大下智騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大下智騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた6戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた7戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

3歳（2011年）

1月5日、中1週で迎えた8戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

1月23日、中2週で迎えた9戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は大下智騎手（5戦0勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大下智騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

10月15日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 26（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

10月29日、中1週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた14戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 29（佐賀ダート1300m 雨/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったメイショウトモミに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月5日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上C2-40（佐賀ダート900m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のコパノコニーに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月20日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

11月27日、連闘で迎えた17戦目は、3歳以上C2 33（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下裕貴騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた18戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 21（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月17日、連闘で迎えた19戦目は、3歳以上C2 35（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったパドルボードに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4歳（2012年）

1月3日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2 23（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月15日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2 22（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（6戦1勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアイティラブを上がり1位の末脚で半馬身差し切って2勝目を手に入れた。

2月8日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1400m 雪/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で山下裕貴騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したドリームアーサーに3/4馬身届かず2着に敗北した。

2月18日、中0週で迎えた23戦目は、4歳以上C2 16（佐賀ダート1400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で山下裕貴騎手（8戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったヒカリヴァルロにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

2月25日、連闘で迎えた24戦目は、4歳以上C2 31（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で山下裕貴騎手（9戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、伸びてきたシゲルソウダンヤク決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

3月18日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上C2 16（佐賀ダート1400m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で山下裕貴騎手（10戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったナンヨーリリーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4月13日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で山下裕貴騎手（11戦2勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で山下裕貴騎手（12戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

5月13日、連闘で迎えた28戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で山下裕貴騎手（13戦2勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で山下裕貴騎手（14戦2勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた30戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーレース（佐賀ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（15戦2勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のオリオンザジョケツに1馬身の差をつけて3勝目を手にした。

7月7日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は川島拓騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（16戦3勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

8月26日、中0週で迎えた35戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（17戦3勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた36戦目は、高野誠毅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

9月23日、連闘で迎えた37戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高野誠毅騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた38戦目は、小山紗知伽騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーレース（佐賀ダート1300m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた39戦目は、3歳以上C2 28（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は高野誠毅騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着を確保した。

11月18日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた40戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 29（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

12月8日、中2週で迎えた41戦目は、3歳以上C2-30（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩永千明騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

12月16日、連闘で迎えた42戦目は、3歳以上C2 39（佐賀ダート900m 晴/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた43戦目は、3歳以上C2 29（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（18戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したカシノババロアを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

5歳（2013年）

1月13日、中1週で迎えた44戦目は、チャレンジレース（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（19戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったサンマルエンゼルに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。