ナイスビクトリア（2003年生、母ニキトート）

ナイスビクトリア（2003年3月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋勝利の女神」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のデヒア（当時12歳）と交配したニキトートが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）丸村村下ファーム。戦績は、中央平地1戦0勝、地方19戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の4歳以上D3三。

経歴

デビュー前

1歳のとき、丸村村下ファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、丸村村下ファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、菅藤宗一によって315万円で落札された。

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

3月25日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

11月14日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた2戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D8一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

12月12日、中3週で迎えた3戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D8三（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

4歳（2007年）

4月3日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた4戦目は、4歳以上D8二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

4月17日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上D6二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

5月8日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上D5二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上D5二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上D5二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

6月19日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上D5二（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（6戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、サチノフォーチュンに交わされて2馬身差の2着となった。

7月3日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、4歳以上D4一（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で田中学騎手（7戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のオペラダンジグに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月26日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上D3三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中学騎手（8戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のレイクエスパーに3馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

8月14日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上D2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中学騎手（9戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上D2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で田中学騎手（10戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ダークドーンに3/4馬身交わされて2着となった。

9月25日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上D3一（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は松浦聡志騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上D3一（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は田中学騎手（11戦2勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上D3二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は松浦聡志騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

11月6日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上D2一（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は田中学騎手（12戦2勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

5歳（2008年）

1月4日、中7週で迎えた18戦目は、4歳以上D5二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松浦聡志騎手（3戦0勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上D2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（13戦2勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた20戦目は、平岩潤一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D3一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。