パワープラント（2016年生、母フクウンラブスター）

パワープラント（2016年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「発電所」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤマックス（当時17歳）と交配したフクウンラブスターが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は浦河育成牧場。2019年の土佐秋月賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、浦河育成牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、山上和良によって324万円で落札された。

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

10月13日、デビュー戦は水口優也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったザイツィンガーにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

3歳（2019年）

1月26日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したテイエムストーンを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月23日、約5か月の休み明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で水口優也騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

7月27日、中4週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた4戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメメントを鬼脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月17日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦の栴檀特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月15日、中3週で迎えた6戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、荻さんと風音様は特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

10月6日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の魚梁瀬杉特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

10月13日、連闘で迎えた8戦目は、相方にとても感謝特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月19日、連闘で迎えた9戦目は、能條愛未誕生日特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2-5（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

11月10日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2ロ C3ハ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したフォーチュンキセキを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

11月17日、連闘で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の土佐秋月賞（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡村卓弥騎手（6戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったモズヘラクレスに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

11月30日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の満天星特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡村卓弥騎手（7戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦の土佐寒蘭特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で岡村卓弥騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた15戦目は、依存症無料相談会特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で岡村卓弥騎手（9戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2020年）

1月14日、中1週で迎えた16戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

1月22日、連闘で迎えた17戦目は、成山和紙の里公園特別（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（10戦1勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のサルダーナに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

1月29日、連闘で迎えた18戦目は、宇佐しおかぜ公園特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（11戦2勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた19戦目は、神幸橋特別（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡村卓弥騎手（12戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

2月19日、連闘で迎えた20戦目は、咸陽島公園特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。競走中止となった。