イスタンテ（2021年生、母Noyelles）

Istante

2021.02.05

イスタンテ（2021年2月5日）は、イギリスで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「瞬間、一瞬(伊)。父フランケルの様に一瞬、瞬間で差をつけてほしい」。毛色は栗毛。種牡馬のFrankel（当時13歳）と交配したNoyellesが18歳のときに産んだ仔が本馬である。主な勝ち鞍は2025年の伊達巻賞(一般C2九)。

経歴

デビュー前

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2024年）

6月16日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

8月10日、中7週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

12月12日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のクロシェット賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったフクノスナノバラをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

4歳（2025年）

1月4日、中2週で迎えた4戦目は、伊達巻賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビューティビーストに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月5日、中4週で迎えた5戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた6戦目は、アトロポス賞（川崎ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、ムーンヘイローに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

7月3日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアンティシパルに8馬身の差をつけて久々の一戦をモノにした。

7月28日、中3週で迎えた8戦目は、夏茜特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のルナーサウスポールに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

10月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に敗れた。

2024年8月28日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。