トキノシシリー（2012年生、母スイートシシリー）

Tokino Sicily

2012.04.12

トキノシシリー（2012年4月12日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアドマイヤオーラ（当時8歳）と交配したスイートシシリーが20歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は中田 浩美。主な勝ち鞍は2015年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中田浩美から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

八木正喜厩舎（川崎）へ入厩。

3歳（2015年）

4月3日、デビュー戦は見沢譲治騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスタンダードスギに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月23日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた2戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

8月20日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で見沢譲治騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で見沢譲治騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

4歳（2016年）

1月2日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、一般C3七八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で見沢譲治騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルエアダクスを自慢の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

5歳（2017年）

1月2日、約12か月の休み明けで迎えた6戦目は、拜原靖之騎手を鞍上に迎えて、一般C3十一十二十三（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

1月31日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた7戦目は、一般C3八九十（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で拜原靖之騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

4月4日、中8週で迎えた8戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七八（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハーモニーフォルスに9馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月18日、中5週で迎えた9戦目は、一般C3三四（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桜井光輔騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシャイニーデジタルに7馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

6月16日、中3週で迎えた10戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桜井光輔騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフレンチフローラルに約11馬身の大差をつけて断トツ人気に応えた。

11月9日、約5か月の休み明けで迎えた11戦目は、一般C3一（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桜井光輔騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。