レオベンチャー（1997年生、母キクノフォタップ）

レオベンチャー（1997年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時12歳）と交配したキクノフォタップが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は船越英治。戦績は、中央平地5戦2勝、地方10戦0勝2着1回。2000年の菖蒲ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、船越英治から「北海道7月市場サラブレッド当歳」に上場され、田中竜雨によって2,152.5万円で落札された。

池上昌弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

1月8日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は484kg。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月5日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のワンダフルマッチに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月14日、中9週で迎えた3戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のオレゴンガールを半馬身振り切って2勝目を奪取した。

6月11日、中3週で迎えた4戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの菖蒲ステークス（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

7月2日、中2週で迎えた5戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のラジオたんぱ賞（東京芝1800m 小雨/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

5歳（2002年）

6月12日、約23か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、星野純一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの浦河アエル特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月3日、中2週で迎えた7戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、レグルス特別（旭川ダート2100m 曇/良）に出走。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた8戦目は、アルタイル特別（旭川ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は星野純一騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

6歳（2003年）

6月7日、約10か月半の休み明けで迎えた9戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般G3（高知ダート1300m 雨/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた10戦目は、西内忍騎手を鞍上に迎えて、一般G5（高知ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったユウギリジョウから4馬身差の2着に敗北した。

7月31日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた11戦目は、工藤伸輔騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

8月5日、連闘で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた12戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

8月12日、連闘で迎えた13戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（大井ダート1390m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1九十（大井ダート1490m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

9月11日、連闘で迎えた15戦目は、細川勉騎手を鞍上に迎えて、一般C1三ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。