ジャングルハヤテ（2007年生、母アイライクユー）

ジャングルハヤテ（2007年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ジャングルの中を疾風の如く走り去るよう」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時9歳）と交配したアイライクユーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地33戦4勝。主な勝ち鞍は2011年の九十九里特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

本郷一彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

10月18日、デビュー戦は西田雄一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のメジャーボーイをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

12月27日、中2週で迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

3歳（2010年）

1月9日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下の寒竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（2戦1勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

1月31日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下のビオラ賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

5月22日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳500万下の早苗賞（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（5戦1勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るコスモラピュタを猛烈な末脚で半馬身差し切って2勝目をつかんだ。

7月4日、中5週で迎えた9戦目は、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（福島芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で西田雄一郎騎手（6戦2勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の佐渡特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で西田雄一郎騎手（7戦2勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

12月19日、約5か月の休養明けで迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の名古屋日刊スポーツ杯（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で西田雄一郎騎手（8戦2勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

4歳（2011年）

1月15日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で西田雄一郎騎手（9戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

2月6日、中2週で迎えた13戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の箱根特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

2月27日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の潮来特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

3月19日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の海の中道特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のトップゾーンをクビ差振り切って3勝目を手に入れた。

4月24日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた16戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのメトロポリタンステークス（東京芝2400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

7月24日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の松前特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

8月14日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の支笏湖特別（札幌芝2600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の阿寒湖特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

9月24日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の九十九里特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（10戦2勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るホウショウアマネを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って4勝目を掴み取った。

5歳（2012年）

11月11日、約14か月の休養明けで迎えた22戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のノベンバーステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい10着に終わった。

12月9日、中3週で迎えた23戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のオリオンステークス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

6歳（2013年）

1月13日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた24戦目は、4歳以上1600万下の迎春ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（11戦3勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

3月9日、中7週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のサンシャインステークス（中山芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（12戦3勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

4月6日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上1600万下の湾岸ステークス（中山芝2200m 外回り雨/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦1勝）。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

5月4日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の緑風ステークス（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（2戦1勝）。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

9月14日、約4か月半の休養明けで迎えた28戦目は、3歳以上1600万下のレインボーステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（13戦3勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた29戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のオクトーバーステークス（東京芝2400m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

11月10日、中4週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のノベンバーステークス（東京芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

7歳（2014年）

1月19日、中9週で迎えた31戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

3月30日、中9週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の常総ステークス（中山芝2000m 小雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月27日、中3週で迎えた33戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の府中市市制施行60周年記念（東京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。