テツノプロテクター（1998年生、母クニノサンキュー）

テツノプロテクター（1998年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時10歳）と交配したクニノサンキューが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）絵笛牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方6戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2001年の一般C3。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松田芳宏から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

畠山重則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

7月15日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた2戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

3歳（2001年）

4月8日、約8か月半の休養明けで迎えた3戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

5月13日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

6月27日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦の’01ナイスビット特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

8月5日、中5週で迎えた8戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月9日、中4週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で蓑島靖典騎手（2戦0勝）。18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。14着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は池田鉄平騎手（2戦0勝）。18頭立ての17番人気で6番ゲートからスタート。14着に終わった。

12月9日、中6週で迎えた12戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、一般C3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマジカルクラップに7馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月23日、中1週で迎えた13戦目は、殿田倫之騎手を鞍上に迎えて、リゲル特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

4歳（2002年）

1月6日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ゼンノジュウダンに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

4月8日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、リゲル特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

5月5日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた16戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、一般C3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。