グラントリアノン（2004年生、母アカンプリッシュ）

グラントリアノン（2004年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ヴェルサイユ宮殿内のピンクの大理石でできた離宮」。毛色は栗毛。種牡馬のドリームウェル（当時9歳）と交配したアカンプリッシュが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地11戦0勝2着1回、中央障害2戦0勝。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,200万円（3万×400口）で一口馬主が募集された。

作田誠二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

9月30日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

10月22日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（福島芝1800m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

3歳（2007年）

3月11日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

4月7日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた5戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したバンブーソクラテスを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月28日、中2週で迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた7戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2400m 曇/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

6月24日、中4週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

8月11日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月9日、中3週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4歳（2008年）

2月11日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。12着に終わった。

6月8日、約4か月の休養明けで迎えた13戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。13着に終わった。