アキノレッドスター（2003年生、母Absurde）

アキノレッドスター（2003年2月26日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋阪神タイガースの俊足の赤星選手より」。毛色は栗毛。種牡馬のSwain（当時11歳）と交配したAbsurdeが15歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地25戦4勝2着3回、地方16戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の睦月賞(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

9月11日、デビュー戦は千田輝彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のディープウイングに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月1日、中2週で迎えた2戦目は、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦1勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、若干緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に終わった。

3歳（2006年）

7月23日、約10か月の休み明けで迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

8月19日、中3週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の門司特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

9月10日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、トウショウパワーズに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月30日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のミスズワールドに2馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

10月14日、中1週で迎えた7戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の北野特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のフレアリングベストを3/4馬身振り切って3勝目を奪取した。

10月28日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1600万下の比叡ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

11月25日、中3週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のウェルカムステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた10戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の冬至ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

4歳（2007年）

4月7日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上1600万下の湾岸ステークス（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦1勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい15着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の府中ステークス（東京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

11月17日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の八瀬特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた14戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2007ゴールデンブーツトロフィー（阪神芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着を確保した。

12月15日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の猪名川特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

5歳（2008年）

1月13日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジリジリと前との差を詰めて、最後は2着のラムタラプリンスを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

2月3日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（6戦2勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の飛鳥ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（7戦2勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたコーナーストーン決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

3月23日、中4週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の但馬ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したバトルハートオーにクビ差届かず2着に惜敗した。

4月5日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上1600万下の難波ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下のメルボルントロフィー（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（8戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

6歳（2009年）

8月23日、約16か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、小倉日経オープン（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。

9月21日、中3週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた23戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の西宮ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた24戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の大原ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

7歳（2010年）

1月10日、約3か月の休み明けで迎えた25戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の寿ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

2月11日、中4週で迎えた26戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、東海クラウン（笠松ダート1800m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

2月16日、連闘で迎えた27戦目は、紅梅特別（名古屋ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた28戦目は、加藤誓二騎手を鞍上に迎えて、ローズクォーツオープン（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

3月30日、中3週で迎えた29戦目は、アクアマリンオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた30戦目は、地方重賞の東海桜花賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は加藤誓二騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

4月23日、連闘で迎えた31戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、吉野桜特別（名古屋ダート1800m 曇/不良）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

5月3日、中0週で迎えた32戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、大山桜特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた33戦目は、山本茜騎手を鞍上に迎えて、エメラルドオープン（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた34戦目は、ムーンライトオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた35戦目は、パールオープン（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山本茜騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

9月26日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた36戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、高知の騎手応援特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた37戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったワールドヘリテージに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月29日、中1週で迎えた38戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったセイオウボに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月12日、中1週で迎えた39戦目は、沖野洋幸加代結婚特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた40戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で宮川実騎手（4戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず3着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた41戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、一般C3-8（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。