キャロライン（2012年生、母キルシュワッサー）

キャロライン（2012年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「英国王チャールズ１世および２世（時代）の」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時18歳）と交配したキルシュワッサーが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は天羽禮治。戦績は、中央平地14戦0勝2着3回。

経歴

デビュー前

1歳のとき、天羽禮治牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、北畑忍によって840万円で落札された。

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

6月28日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

7月20日、中2週で迎えた2戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

9月28日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

10月12日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

12月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中谷雄太騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

3歳（2015年）

1月18日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で中谷雄太騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で中谷雄太騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の闘争心でゴールまで頑張り、5着を確保した。

2月22日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で中谷雄太騎手（6戦0勝）。18頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したラブローレルにアタマ差届かず2着に惜敗した。

3月1日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で中谷雄太騎手（7戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、プリズムに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5月3日、中8週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で中谷雄太騎手（8戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

6月28日、中7週で迎えた11戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

7月19日、中2週で迎えた12戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

7月25日、連闘で迎えた13戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したセイウンアワードにクビ差届かず2着となった。

8月15日、中2週で迎えた14戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 小雨/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。