マルキーズ（2016年生、母フレンチリヴィエラ）

マルキーズ（2016年1月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「貴婦人（仏）。母名より連想」。毛色は栃栗毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時9歳）と交配したフレンチリヴィエラが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はグランド牧場。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上C2一。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額4,800万円（12万×400口）で一口馬主が募集された。

角居勝彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

3月16日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

3月31日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に敗れた。

6月2日、中8週で迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

8月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての12番人気で大外17番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

2019年8月21日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月19日、中4週で迎えた5戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

10月9日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったメイショウウグイスに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

11月1日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で板野央騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

12月3日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で板野央騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で板野央騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

4歳（2020年）

1月9日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で板野央騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C3二（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で板野央騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて、最後は2着のスマートエルピスに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月18日、中2週で迎えた12戦目は、真希ニャン様誕生日記念（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で板野央騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた13戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は板野央騎手（8戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

4月21日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月27日、中4週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた16戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は板野央騎手（9戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

8月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケンショウハーバーに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

9月9日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はヘヴンリージェガーと並んで1着同着となった。

9月30日、中2週で迎えた19戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

10月21日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（2戦2勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた23戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5歳（2021年）

1月2日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上C2（園田ダート820m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹村達也騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C3一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のモズクロスをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

2月9日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上C2三（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のチャイムクラウンに3馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月3日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は竹村達也騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のメイショウシュートをクビ差振り切って6勝目を掴み取った。

3月24日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹村達也騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

4月13日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた29戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹村達也騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で竹村達也騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

2021年8月12日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。