ラピッドベル（2020年生、母グッドイヴニング）

ラピッドベル（2020年3月31日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「速い(仏)+美しい(仏)。父名より連想。速く美しい馬となるように」。毛色は鹿毛。種牡馬のアジアエクスプレス（当時9歳）と交配したグッドイヴニングが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は有限会社ビクトリーホースランチ。戦績は、中央平地9戦0勝2着3回、地方2戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

牧浦充徳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

10月16日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたダンテバローズ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

11月12日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

3歳（2023年）

2月26日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて11着に敗れた。

3月25日、中3週で迎えた4戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

6月3日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、伸びてきたカネトシフラム決め手に屈して半馬身差の2着となった。

7月16日、中2週で迎えた7戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったバサラに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月5日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

8月13日、連闘で迎えた9戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのおおぞら特別（札幌ダート1000m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

2023年8月18日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4歳（2024年）

2月8日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、リゴートゥーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4月17日、中9週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた11戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、ブザービートにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月29日、中1週で迎えた12戦目は、ナズナ賞（園田ダート1230m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。