ナンヨーアイリス（2019年生、母ピッチニーニ）

Nanyo Iris

2019.04.15

ナンヨーアイリス（2019年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+菖蒲」。毛色は栗毛。種牡馬のドゥラメンテ（当時7歳）と交配したピッチニーニが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は株式会社 安達牧場。主な勝ち鞍は2022年の一般C3 17。

経歴

デビュー前

1歳のとき、安達牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、安達牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、中村徳也によって792万円で落札された。

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

12月19日、デビュー戦は武藤雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

3歳（2022年）

1月10日、中2週で迎えた2戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 小雪/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

5月7日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

6月26日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

8月7日、中5週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

8月27日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で三浦皇成騎手（3戦0勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

2022年8月31日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月10日、中5週で迎えた9戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C3 21（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた10戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、一般C3 18（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3 17（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて、最後は2着のファイブジーをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

11月19日、中1週で迎えた12戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C3 12（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3 12（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3 11（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた15戦目は、C3-12（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

4歳（2023年）

1月11日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3-9（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は永森大智騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

3月12日、中8週で迎えた17戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般B2三（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

4月24日、中5週で迎えた18戦目は、マグオート賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

デビュー前

1歳のとき、安達牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、安達牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、中村徳也によって792万円で落札された。

橘友和厩舎（岩手）へ入厩。

5月8日、デビュー戦は村上忍騎手を鞍上に据えて、一般C1三（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番ゲートからスタート。出走取消となった。