タマモヒリュウ（1987年生、母ウメノハツピー）

タマモヒリュウ（1987年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のテユデナム（当時17歳）と交配したウメノハツピーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）ヒダカファーム。戦績は、中央平地13戦2勝2着1回、中央障害10戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1990年の露草賞(500万下)。

経歴

デビュー前

吉永忍厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

1月28日、デビュー戦は岡潤一郎騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったテンマイサミをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

3月4日、中4週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岡潤一郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡潤一郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月7日、中2週で迎えた4戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝2000m 雨/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエンパイアサンに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

4月21日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下のあずさ賞（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦1勝）。17頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた6戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都芝2000m 雨/不良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下の露草賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のテンマイサミに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月29日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上900万下の香嵐渓特別（中京芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦0勝）。17頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が振るわず14着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は角田晃一騎手（3戦2勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って11着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の清滝特別（京都芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（4戦2勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

12月1日、中4週で迎えた11戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったハクリュウスイから約27馬身差の2着となった。

12月16日、中1週で迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったスターリングボーイから4馬身差の2着に敗北した。

4歳（1991年）

1月7日、中2週で迎えた13戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のブラックスペインに3馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

1月27日、中2週で迎えた14戦目は、藤原哲朗騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた15戦目は、障害5歳以上400万下（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は林満明騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた16戦目は、障害5歳以上400万下（中京障害芝2800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月31日、中1週で迎えた17戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。10着に敗れた。

11月9日、約7か月半の休養明けで迎えた18戦目は、4歳以上900万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（6戦1勝）。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい10着に終わった。

12月7日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で林満明騎手（7戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の千種川特別（阪神芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で林満明騎手（8戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって9着に終わった。

5歳（1992年）

1月19日、中3週で迎えた21戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は7戦連続で林満明騎手（9戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月8日、中2週で迎えた22戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は8戦連続で林満明騎手（10戦1勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月1日、中2週で迎えた23戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は9戦連続で林満明騎手（11戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。4着に終わった。