ハイハーバー（1988年生、母ハーバーロータス）

ハイハーバー（1988年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスアトランテイツク（当時8歳）と交配したハーバーロータスが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ハーバー牧場。戦績は、中央平地6戦2勝2着2回。1991年の共同通信杯4歳ステークス(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐々木亜良厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

10月7日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったキクカナイスボーイにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

10月27日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚を見せたが、勝ったジングウオーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月17日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のジャックアローに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

12月15日、中3週で迎えた4戦目は、3歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

3歳（1991年）

1月20日、中4週で迎えた5戦目は、4歳500万下の黒竹賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のドルフィンアモンに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月10日、中2週で迎えた6戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の共同通信杯4歳ステークス（東京芝1800m 雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着を確保した。