フォレストチャーム（2005年生、母フォレストゾーン）

フォレストチャーム（2005年5月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「森＋魅力」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時6歳）と交配したフォレストゾーンが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は追分ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方17戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の一般C7。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,200万円（3万×400口）で一口馬主が募集された。

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

6月21日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/重）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

7月19日、中3週で迎えた2戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、6着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中克典騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

10月4日、中6週で迎えた4戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

10月18日、中1週で迎えた5戦目は、大下智騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

11月17日、中3週で迎えた6戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C29（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた7戦目は、一般C27（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定戦の宮嶋然・郁恵結婚おめでとう記念（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のチャミスルを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月31日、中1週で迎えた9戦目は、持原大志騎手を鞍上に迎えて、吉田一昭盃（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

4歳（2009年）

2月1日、中4週で迎えた10戦目は、一般C27（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で持原大志騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るスズランクリークを鮮やかな末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

2月16日、中1週で迎えた11戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた12戦目は、C級セレクトカップ（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は持原大志騎手（2戦1勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた13戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、JA愛知西農産物安全安心杯（名古屋ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、イーストホーリングに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

4月15日、中2週で迎えた14戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のウィークタテヤマに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月7日、中2週で迎えた15戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のテーオーマグナムに1馬身半の差をつけて制した。

6月17日、中5週で迎えた16戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

7月8日、中2週で迎えた17戦目は、一般C11（名古屋ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロマンスワンダーに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月23日、中1週で迎えた18戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロマンスワンダーに8馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月18日、中7週で迎えた19戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、おみなえし特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

5歳（2010年）

2月4日、約4か月半の休養明けで迎えた20戦目は、オクシン奇跡の卒業記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は持原大志騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた21戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、一般C7（名古屋ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

3月30日、中5週で迎えた22戦目は、一般C7（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。