アースウィンド（2011年生、母ベストオブチャンス）

アースウィンド（2011年4月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「地球＋風」。毛色は青鹿毛。種牡馬のディープスカイ（当時6歳）と交配したベストオブチャンスが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）まるとみ冨岡牧場。戦績は、中央平地5戦1勝。主な勝ち鞍は2013年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、まるとみ冨岡牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、林正道によって1,575万円で落札された。9歳のとき、林正道から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、ジェネラルファームによって132万円で落札された。

的場均厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

7月20日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のブラウに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月14日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

10月27日、中5週で迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のきんもくせい特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月24日、中3週で迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下の白菊賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入った。