トミヨシクラウン（1990年生、母チエリニンチヨウ）

トミヨシクラウン（1990年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のマタボーイ（当時12歳）と交配したチエリニンチヨウが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は鳥山郁男。戦績は、中央平地10戦1勝2着1回、地方34戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1993年のアラ系4歳未勝利。

経歴

デビュー前

稗田研二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1992年）

7月11日、デビュー戦は吉沢宗一騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島ダート1000m 小雨/良）に出走。馬体重は430kg。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉沢宗一騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

3歳（1993年）

1月31日、約6か月半の休養明けで迎えた3戦目は、本間忍騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた4戦目は、アラ系4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本間忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

2月20日、連闘で迎えた5戦目は、アラ系4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本間忍騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

2月28日、連闘で迎えた6戦目は、アラ系4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で本間忍騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本間忍騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトウヤスイセイに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月10日、中3週で迎えた8戦目は、アラ系4歳以上オープン（中山ダート1800m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は吉沢宗一騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた9戦目は、アラ系4歳以上400万下（新潟ダート1700m 曇/稍重）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で吉沢宗一騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた10戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（新潟芝1400m 外回り曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸びを見せたが、伸びてきたシュウザンランナー決め手に屈してクビ差の2着となった。

10月8日、約5か月の休み明けで迎えた11戦目は、岩城方元騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C3二（大井ダート1500m 内回り雨/重）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月16日、連闘で迎えた12戦目は、戸川理彩騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2二 C3一（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた13戦目は、アラ系一般C2二 C3一（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩城方元騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。10着に敗れた。

11月9日、連闘で迎えた14戦目は、アラ系一般C2二 C3（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩城方元騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月16日、連闘で迎えた15戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C1二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた16戦目は、アラ系一般C3（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩城方元騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のドリームマジックに2馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

12月3日、連闘で迎えた17戦目は、アラ系一般C2二 C3一（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩城方元騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒロカチドキからハナ差の2着に甘んじた。

12月8日、連闘で迎えた18戦目は、アラ系一般C2 C3（大井ダート1500m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は森下博騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（1994年）

1月4日、中3週で迎えた19戦目は、藤本三郎騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2-3（福山ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったフィンステルンから1馬身差の2着となった。

1月17日、中1週で迎えた20戦目は、鋤田誠二騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2-4（福山ダート1600m 雨/重）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた21戦目は、アラ系一般C2-3（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鋤田誠二騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた22戦目は、アラ系一般C2-2（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鋤田誠二騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた23戦目は、片桐正雪騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2-3（福山ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた24戦目は、末廣卓己騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2-3（福山ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた25戦目は、アラ系一般C2-1（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は鋤田誠二騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた26戦目は、アラ系一般C2-2（福山ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は片桐正雪騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた27戦目は、アラ系一般C2-2（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で片桐正雪騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月25日、中7週で迎えた28戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2-3（福山ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた29戦目は、アラ系一般C2-2（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は片桐正雪騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月3日、中7週で迎えた30戦目は、田邉廣文騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2-3（福山ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた31戦目は、アラ系一般C2-3（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は片桐正雪騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた32戦目は、アラ系一般C2-3（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で片桐正雪騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた33戦目は、アラ系一般C2-4（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で片桐正雪騎手（6戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月4日、連闘で迎えた34戦目は、アラ系一般C2-2（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は藤本三郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

5歳（1995年）

4月15日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた35戦目は、アラ系一般C2-6（福山ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤本三郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月24日、連闘で迎えた36戦目は、岡山重男騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2-3（福山ダート1600m 曇/稍重）に出走。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた37戦目は、アラ系一般C2-5（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は鋤田誠二騎手（4戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月3日、中3週で迎えた38戦目は、アラ系一般C2-6（福山ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鋤田誠二騎手（5戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた39戦目は、アラ系一般C2-5（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鋤田誠二騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。

6月26日、連闘で迎えた40戦目は、アラ系一般C2-3（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鋤田誠二騎手（7戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月22日、中3週で迎えた41戦目は、アラ系一般C2-5（福山ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は片桐正雪騎手（7戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月31日、連闘で迎えた42戦目は、嬉勝則騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2-3（福山ダート1600m 晴/良）に出走。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた43戦目は、アラ系一般C2-3（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は片桐正雪騎手（8戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月11日、中3週で迎えた44戦目は、アラ系一般C2-4（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は鋤田誠二騎手（8戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。