タガノラフレシア（2000年生、母スプリンターキャット）

タガノラフレシア（2000年3月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋花の名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエリシオ（当時7歳）と交配したスプリンターキャットが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）松田牧場。戦績は、中央平地15戦3勝2着2回、地方1戦0勝。2002年のマリーゴールド賞(オープン)に勝利した他、2002年のアイビーステークス(オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、松田牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、松田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、八木良司によって3,727.5万円で落札された。

岩元市三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

6月15日、デビュー戦は小池隆生騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のエイシンチャンプに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月20日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのマリーゴールド賞（新潟芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のハートオンウェーブを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

8月10日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、マルロスに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月14日、中4週で迎えた4戦目は、2歳オープンのカンナステークス（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、シルクブラボーに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月13日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、2歳オープンのアイビーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（1戦1勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のダンツワンダーをクビ差振り切って圧倒的人気に応えた。

11月9日、中3週で迎えた6戦目は、2歳G2の京王杯2歳ステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は和田竜二騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

12月15日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳G3のフェアリーステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（4戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

3歳（2003年）

5月17日、約5か月の休養明けで迎えた8戦目は、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（2戦2勝）。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は減速してしまい17着に敗れた。

6月15日、中3週で迎えた9戦目は、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（5戦1勝）。17頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた10戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの米子ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に48kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定G3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は和田竜二騎手（6戦1勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

8月10日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、小倉日経オープン（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は畑端省吾騎手（1戦0勝）。17頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦でオープンの北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 曇/重）に48kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で畑端省吾騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた14戦目は、G3のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（7戦1勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデG3のシリウスステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に48kgの軽斤量で出走。鞍上は畑端省吾騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦でオープンの福島民友カップ（福島芝1200m 晴/良）に48kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で畑端省吾騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。