ナンゴクトップガン（2022年生、母サーストンララア）

ナンゴクトップガン（2022年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ある分野のトップクラスの人」。毛色は鹿毛。種牡馬のバンブーエール（当時19歳）と交配したサーストンララアが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は熊本県、生産者は本田土寿。主な勝ち鞍は2025年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、本田土寿から「九州1歳市場サラブレッド1歳」に上場され、渡義光によって517万円で落札された。

天間昭一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

6月30日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は446kg。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

10月13日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見所を作れず12着に終わった。

11月30日、中6週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

3歳（2025年）

1月23日、中7週で迎えた4戦目は、中山蓮王騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のミヤマキリシマ特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

2月1日、連闘で迎えた5戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

3月2日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた6戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、ステレオプシスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月29日、中3週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村松翔太騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のヘルデンジーグに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月12日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で村松翔太騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリオンノワールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月3日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で村松翔太騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のシャイニングスター特別（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で村松翔太騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のFUJI3周年記念レース（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で村松翔太騎手（5戦2勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着を確保した。

6月15日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の―3組（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で村松翔太騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のヒロスターを3/4馬身振り切って3勝目を挙げた。

6月26日、中1週で迎えた13戦目は、大隅特別（佐賀ダート1400m 曇/重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で村松翔太騎手（7戦3勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた14戦目は、3歳戦のサマーカップ（佐賀ダート1860m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で村松翔太騎手（8戦3勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

8月24日、中4週で迎えた15戦目は、一般C2-7（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で村松翔太騎手（9戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、マインドユアベイブに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

9月7日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で村松翔太騎手（10戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、ダイメイオトヒメに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月21日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2-4（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で村松翔太騎手（11戦3勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

10月5日、中1週で迎えた18戦目は、おひつじ座特選（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で村松翔太騎手（12戦3勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、テリオスミナに交わされて2馬身差の2着となった。

10月18日、中1週で迎えた19戦目は、ペルセウス座特選（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で村松翔太騎手（13戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた20戦目は、みずがめ座特選（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で村松翔太騎手（14戦3勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた21戦目は、ペガスス座特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で村松翔太騎手（15戦3勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。