レディコスマー（1990年生、母ロイヤルコスマー）

レディコスマー（1990年3月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーザンテースト（当時19歳）と交配したロイヤルコスマーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地9戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1993年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

池江泰郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

11月14日、デビュー戦は内田浩一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。13頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

12月20日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタイチェスナットを次元の違う末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

3歳（1993年）

8月8日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田浩一騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館芝1000m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で内田浩一騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったブリリアントベリーに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

9月5日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の檜山特別（函館芝2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で内田浩一騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で内田浩一騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、クリアーチャンスに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月3日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で内田浩一騎手（7戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったイブキダイフクにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月16日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で内田浩一騎手（8戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリュウトパーズに1馬身1/4の差をつけて2勝目を奪取した。