ローラブロッサム（1985年生、母シバマンナ）

ローラブロッサム（1985年3月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のシヤトーゲイ（当時25歳）と交配したシバマンナが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）大塚牧場。戦績は、中央平地8戦1勝2着1回、地方3戦2勝。1988年の牝馬東京タイムズ杯(牝G3)で3着に入った他、1988年のクイーンステークス(牝G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中康弘厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1987年）

7月13日、デビュー戦は宮浦正行騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のチクママドンナに約16馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

9月23日、中9週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮浦正行騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のニューランナーに1馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

11月5日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、2歳戦のゴールドジュニアー（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮浦正行騎手（2戦2勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3歳（1988年）

4月9日、約5か月の休み明けで迎えた4戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳400万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

5月1日、中2週で迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳400万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、勝ったバトルウィンキッスにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

5月21日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンのカーネーションカップ（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のブラウンアイボリーに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月3日、中5週で迎えた7戦目は、3歳G3のラジオたんぱ賞（福島芝1800m 小雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

8月7日、中4週で迎えた8戦目は、青函トンネル開通記念（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は安田富男騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

10月2日、中7週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンステークス（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柴田善臣騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた10戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の牝馬東京タイムズ杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月26日、中5週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1400万下のユートピアステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。競走中止となった。