タイガーシード（2009年生、母アイアンレディ）

タイガーシード（2009年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「虎＋父名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブラックタキシード（当時13歳）と交配したアイアンレディが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は桑田正己。戦績は、中央平地32戦4勝2着2回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2014年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

10月2日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

3歳（2012年）

1月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若松賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

2月12日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず15着に敗れた。

3月10日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は小牧太騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入り込んだ。

4月15日、中2週で迎えた9戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るグレートチャールズを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

7月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の足立山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

12月23日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のゴールデンアタックをクビ差振り切って休養明けの一戦を物にした。

4歳（2013年）

1月20日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

1月27日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（4戦1勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、勝ったコウユーヒーローにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

2月16日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の和布刈特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

3月17日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で熊沢重文騎手（6戦1勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したタガノリベラノを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4月14日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で熊沢重文騎手（7戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の與杼特別（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で熊沢重文騎手（8戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

8月4日、約3か月半の休養明けで迎えた20戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は小牧太騎手（4戦0勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

9月1日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（9戦1勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（10戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

5歳（2014年）

1月26日、約4か月の休み明けで迎えた24戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（11戦1勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

2月1日、連闘で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（12戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のサンライズワールドに1馬身1/4の差をつけて3勝目を掴み取った。

2月22日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（13戦2勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

3月1日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（14戦2勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のミッキースマホをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

3月29日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上1600万下の甲南ステークス（阪神ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は小牧太騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

4月13日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上1600万下の梅田ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（15戦3勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

6歳（2015年）

5月2日、約13か月の休み明けで迎えた30戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の春光ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

5月31日、中3週で迎えた31戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の東大路ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた32戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の灘ステークス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上1600万下の白川郷ステークス（中京ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。